ブラジルの高等教育は、実は非常に高い水準にあります。学生の学習意欲も高く、とりわけ理工系・農学・資源関連分野では世界的にも競争力を有しています。一方で、ブラジル経済は景気変動が大きいという側面を持ちながらも、資源大国・農業大国としての確固たる基盤を持ち、さらに技術革新の余地も大きい国です。的確な戦略と長期的視点を持てば、大きなビジネス機会が期待できます。
また国際協力の観点から見ると、ブラジルは「先進国的側面」と「発展途上国的側面」を併せ持つ、きわめて独特なポジションにあります。この二面性をどのように理解し、どのように連携を構築していくのかは、今後の日伯関係を考える上で重要なテーマです。第36回日伯フォーラムでは、長年 国際協力機構(JICA)を通じて国際協力の最前線で活躍されてきた佐藤洋史氏、小型人工衛星ビジネスを通じてアフリカ・南米で事業展開を進める福代孝良氏、そして南米と日本を結ぶ国際協力の現場で長年活動してきた渡辺氏をお迎えします。司会は、サンパウロ大学で学び教鞭を執った経験を持つ進行役が務めます。
主催: 日本ブラジルかけ橋の会
後援: 京都大学大学院総合生存学館 環境災害研究会
日時: 2026年2月28日(土曜日) 14:00-17:00 (日本時間)
会場: JICA地球ひろば(新宿区市谷本村町10-5JICA市ヶ谷ビル内) およびズーム
定員: 40名(先着) 参加費: 無料
14:00-14:05 挨拶
14:05-15:00 講演「ブラジルと国際協力
(アカデミア・ビジネス連携・三角協力と国際協力キャリア)」
佐藤洋史
京都大学大学院総合生存学館特定教授
15:10-16:00 講演「宇宙ビジネスとブラジル」
福代孝良 株式会社アークエッジ・スペース
代表取締役CEO/日伯かけ橋の会副代表
16:10-17:00 ディスカッション
<ブラジルにおけるビジネスと、大学の役割>
ディスカッサント 渡辺 満(小千谷新聞社記者)
【コーディネーター】
山敷庸亮 かけ橋の会代表
京都大学大学院総合生存学館教授
申込方法:
以下のリンクから申し込みお願いします。
https://forms.gle/iURHsL8b1dyBuEAJ9
ズームアドレスをお送りします。
佐藤 洋史 (Hiroshi Sato)
(京都大学大学院総合生存学館特定教授)
小学、中学時代の5年半を駐在員子弟としてブラジル、サンパウロで過ごす。東北大学大学院工学研究科化学工学専攻修了。約6年間の化学メーカー勤務の後、1998年より国際協力事業団(現国際協力機構、JICA)。JICAでは、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの資源・エネルギー分野の協力事業、日系社会連携、海外移住資料館運営、事業評価等に従事。海外は、ブラジル(2回)、アンゴラ、コロンビアに計約16年間駐在。ブラジルでは、ブラジリア、サンパウロに駐在、セラード農業開発事業の終了に担当として立ち会った他、各地の様々な技術協力事業や日系社会/民間連携事業等を実施、パンデミック時は拠点長として関係者の退避オペレーションを経験。2025年5月より現職。
福代孝良(Takayoshi Fukuyo)
(株式会社アークエッジ・スペース代表取締役CEO/日伯かけ橋の会副代表 )
東京大学大学院を修了後、JICA専門家、外務省、内閣府宇宙開発戦略事務局、東京大学空間情報研究センターで特任准教授を経験。2018年にスペースエッジラボ(現在のアークエッジ・スペース)を創業。森林管理や自然資源管理、アフリカの開発問題など、国際協力業務に従事。内閣府ではアジア・南米・中東・アフリカと宇宙協力並びに宇宙技術を活用したSDGs協力に取り組む。現在は6U衛星コンステレーションの構築事業を進め、新たな宇宙ビジネスの開拓や月のインフラ構築、深宇宙探査にも取り組んでいる。
渡辺満 (Mitsuru Watanabe)
(小千谷新聞社記者)
1966年新潟県小千谷市生まれ。静岡大学農学部卒。1989年から約1年間、日本ブラジル交流協会9期生としてベレンで研修。JICA青年海外協力隊(タンザニア)、日本ブラジル交流協会事務局長代理などを経て1998年7月から02年9月にかけてJICA専門家としてブラジル環境再生可能天然資源院(IBAMA)に勤務。ブラジル・アマゾン地域で行われたJICA「アマパ州氾濫原における森林資源の持続的利用計画」に08年2月から09年5月までチーフアドバイザー。帰国後から現在に至るまで、小千谷新聞社記者。
山敷庸亮(Yosuke Alexandre Yamashiki)
(京都大学大学院総合生存学館教授
日伯かけ橋の会代表 )
京都大学工学部卒、京都大学博士(工学)。日本ブラジル交流協会を通じてサンパウロ大学で研修(1991)、その後サンパウロ大学工科大学院にて修士号を取得(1994)。東京大学理学部講師(非常勤)、日本大学理工学部講師・准教授、京都大学防災研究所准教授などを経て現職。サンパウロ大学客員教授(2010)。ブラジルの洪水・土砂災害に関する研究調査、福島第一原発事故の影響を受けた河川調査などを行う。2018年3月、ブラジリアで開催の「世界水フォーラム」に参加。現在は京都大学でブラジル人留学生たちとの共同研究に励む。



















